組織創り– tag –
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歯科クリニック採用の成否は「初動24時間の体験」で8割決まる
歯科クリニックの採用活動で、応募者からの辞退が相次いで困っているという声をよく耳にします。 「せっかく応募が来たのに、連絡を待たずして辞退された」「面接日程の調整をしている間に連絡が途絶えた」 といったケースです。 実はこれ、多くの場合「初動」での対応が原因になっていることが多いのです。特に、求職者が抱く第一印象が悪かったり、対応が遅れたりすると、「この職場、大丈夫かな?」という不安が生まれ、応募者は自然と他の選択肢を検討し始めてしまいます。 今の求職者は、応募した瞬間からク... -
スタッフが辞める前に相談しない職場の特徴
「辞めるなんて、一言も聞いていなかった」「昨日まで普通に仕事していたのに」 医療・介護・歯科の現場で、突然の退職に戸惑う場面は決して珍しくありません。むしろ、退職の連絡が初めての“本音”だった、というケースもあるほどです。 しかし、実際には本当に“突然”だったのでしょうか。 退職の背景には、日常の中で積もっていった不満や違和感があります。それが表に出ないまま限界を迎え、「もういいかな」と静かに気持ちを整理し、誰にも言わず辞めていく――。それが、多くの離職の実態です。 では、なぜ相談... -
医療・歯科の現場で理念が浸透しない理由と取るべきアクション
「うちの理念って、本当に現場まで届いているのだろうか」「カルチャーを大切にしているつもりでも、スタッフの行動には表れていない気がする」。こうした戸惑いは、医療機関や歯科医院の管理者や経営層の間でよく聞かれます。理念やビジョンを掲げ、カルチャーブックを作成し、評価制度や朝礼に取り入れるといった工夫をしていても、日々の業務の中ではそれが判断やふるまいの基準として活かされていない ──そんな実感を持つ方も多いのではないでしょうか。 こうした乖離が生まれる背景には、「掲げた言葉」と「... -
「人間関係がいい職場」が新人を苦しめる本当の理由とは?
「うちは人間関係がいいから、新人もすぐ馴染めると思う」 そう信じている医療・歯科従事者の方は多いかもしれません。 実際、訪問看護や歯科クリニックの求人情報では、「職場の雰囲気の良さ」「スタッフ同士の仲の良さ」がしばしばアピールポイントとして使われています。確かに、ギスギスした職場よりも、穏やかで協力的な空気がある環境は魅力的に映ります。 けれども現場では、「なんとなく合わなかった」「気づいたら来なくなっていた」といった形で、早期に職場を離れていく新人の存在が後を絶ちません。し... -
「見極め重視」が採用を失敗させる本質的な理由
採用がうまくいかない理由、本当に「見極め不足」ですか? ●「採用がうまくいかない」●「どうも良い人が残らない」●「だからもっとちゃんと見極めようと思う」 ──そう考えることは、ごく自然です。けれど、その考えが採用失敗の根本原因そのものになっている可能性は、考えたことがあるでしょうか。 「慎重に選ぶ」「合う人だけを採る」 一見、正しそうに聞こえるこの姿勢が、今の時代の採用においては致命的なブレーキになりうる。なぜなら、現代の採用は、評価ではなく共創、見極めではなく共鳴のフェーズに移行... -
「最近の若い子は続かない」は、訪問看護ステーションの責任回避?
「最近の若い子はすぐ辞める」──その原因、本当に“若い子”ですか? 「最近の若い子って、我慢がきかないよね」「ちょっと注意しただけで辞めちゃう」「昔はもっと厳しくても辞めなかったのに……」 こうした言葉、訪問看護の現場でも日常的に耳にします。特に管理者層やベテランスタッフからは、“もう何人辞めたことか”という諦め交じりの声も少なくありません。 しかし、「最近の若い子だから」ではなく、「組織の構造が変わっていないから」ではないでしょうか? この記事では、訪問看護ステーションにおける若手...
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